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レポート/⽂献

Internal organ retractorを用いた腹腔鏡下胃切除術の術野展開

がん研有明病院 消化器センター 比企 直樹 先生

腹腔鏡下胃切除は、術者2本・助手2本の計4本の鉗子で手術を行います。術者の右手は、超音波凝固切開装置やベッセルシーリングシステムの使用で占拠されるため、術者の左手と助手の3本の鉗子で術野展開を行うこととなります。3本の鉗子で面を作って、術野を確保し、膜を一枚一枚丁寧に切離するような手術ができれば、ほとんど出血させることもありません。ところが、3本の鉗子のみで術野展開を行う場合、通常の症例では容易に行えますが、肥満症例や胃出血性の症例においては、視野展開が難しくなることも少なくありません。このような症例を含めて、もう1本鉗子があれば非常に有効な術野展開が行えるという観点からこのInternal organ retractor(以後IOR)をそのもう1本に使用したわけです。

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