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レポート/⽂献

腹腔鏡下胃切除術におけるChallenger Ti-P SM clipを用いた血管処理とリンパ節郭清

大阪医科大学 一般・消化器外科 李 相雄 先生

胃がん郭清手技においては、とくに幽門下領域および膵上縁領域では、適切な静脈処理が過不足のない郭清操作ではポイントとなる。従来のクリップの問題点としては、動脈処理との併用で使用されるため、サイズが大きすぎたり、クリッピング時に不要な出血を招いたりすることが少なからず経験され、静脈処理には適したクリップとはいえないものがほとんどであった。一方、われわれが使用しているChallenger Ti-P SM clip1)は、静脈には最適のクリップ長であるだけでなく、炭酸ガスによる充填を利用した気動式アプライヤー機構であるためにクリッピング時に余分な力がかからず、不要な出血を来たすリスクが激減した。また、超音波凝固切開装置やベッセルシーリングシステムのみの止血では、術中のみならず術後にも予期しない出血を来たすことが懸念されるが、クリップを使用することで確実な止血が期待でき、安全性の向上につながると考える。

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