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レポート/⽂献
ライトガイドケーブルの点検方法におけるAesculap OP940光源装置の有用性
四谷メディカルキューブ 臨床工学科 関川 智重 先生
内視鏡手術において光源装置からの光を効率的に光学視管に導光させるものとして、ライトガイドケーブルが使用される。その構造は、多数のオプティカルグラスファイバーが束になったハニカム構造を有しているため、ファイバーの数本が断線しても臨床上、手術中断になることは少ない。しかし、素材がガラス繊維であるため、機械的外力が加わることでファイバーは物理的に断線する。ある程度劣化(断線)が進行した時点でクオリティ低下(光量不足)により外科医は暗いと感じる。そのため、ライトガイドケーブルの品質管理や精度管理を行う必要がある。Aesculap® LED光源装置OP940は内視鏡手術で使用する光源装置として、機能の充実はもちろんであるが、ライトガイドケーブルの点検方法における点検デバイスとしてケーブルテスターは有用である。